精神病性うつ病:1. 症状
精神病性うつ病は、幻覚や妄想などの精神病症状があるうつ病です。今回は、精神病性うつ病で、よく見られる症状を書いていこうと思います。
精神病性うつ病の症状
1. 幻覚
次のような症状があります。
- 幻聴:その場にいない人の声が聞こえる、誰かが自分の悪口を言っている、等。
- 幻臭:何か変な臭いがする、嫌な臭いがする、等。
- 幻視:存在しないものが見える、等。
ポイントは、自分の中で起きていて、他の人が認識できない、という点です。誰かに症状を伝えても、自分はそんなことない(聞こえない、臭わない、見えない)と言われてしまいます。
2. 妄想
次のような症状があります。
- 罪業妄想:自分は悪いことをしたから罰せられる、等。
- 被害妄想:誰かにひどいことをされる、された、等。
- 貧困妄想:根拠もなく貧乏になると思う、等。
辛くて苦しい妄想です。
3. 昏迷
次のような症状があります。
- もうろう:認知、判断、思考が低下する、等。
- せん妄:興奮してわけの分からないことを言う、大騒ぎする、等。
せん妄は、幻覚や妄想を伴うことがあります。
似た症状の病気
次の病気でも、精神病症状を伴うことがあります。
自分に幻覚や妄想があって、色んな文献を読んでいると、自分の病名が分からなくなることがあります。しかし、自分で診断するものではないと思うので、医師に症状をきちんと伝えることが大切だと思います。
治療方法
精神病性うつ病の治療方法は、次の記事に書いてあります。