うつ病の治療と回復
十分な休養期間をとる
薬物療法が発達した今日でも、重いうつ病になると、回復には年単位の時間がかかると言われています。仕事や周囲の事情で無理をせず、長引きそうだと腹をくくってのんびりしたほうが、早く回復することが多いそうです。
薬物療法
休養をとりながら、同時に薬による治療を行うのが一般的だと思います。
軽症の場合は、偽薬(プラセボ)が効く場合もあるみたいです。ただし、重症の場合は、偽薬よりも抗うつ薬が効果を発揮しているようです。
薬で改善しやすい症状
抑うつ気分、自殺念慮、精神運動障害(動作や頭の回転がゆっくりになること)は、抗うつ薬の治療によって改善しやすい。
薬で改善しにくい症状
睡眠障害や体のだるさ、痛みなどの身体的不定愁訴、集中力や興味、意欲の減退は、改善しにくい。
薬物療法以外の治療法
薬物療法以外の治療法としては、対人関係療法(ITP)や認知行動療法などがあります。薬物療法とそれらの治療法を組み合わせることがあります。
考え方やライフスタイルを変えることも、うつ病の治療方法として有効だと言われます。